この投稿の最後には虫類と両生類の画を載せています。
話も、花の話題は一切なく、カメラのことだけです。
鱗嫌いの方は今回御遠慮頂いた方が宜しいかと思います。
さて。
元ネタも判らないようなタイトルですが、コンパクトカメラを買ってしまいました。
ブログで地味に登場済なのでお気付きの方がいらっしゃるかも。
Canon PowerShot A1100IS、2009年製です。
所有していたNikon P60はまだまだ現役なのですが(上の画はNikon P60で撮ったもの)、ふらりと立寄った某リサイクルショップの棚に座っていらっしゃるお姿を見掛け、衝動買いしてしまいました(それでも一晩考えましたが)。
親父がコンパクトカメラに求める要素はざっと以下の通り。
1.乾電池で動作すること。
2.ファインダがあること。
3.画素数が10Mピクセル前後なこと。
4.可能なら光学系の手ぶれ補正機能が付いていること。
5.中古で良いので10千円以下(中古しかないです...)。
なかなかないのですよ、全部満たしてくれる機種は。
Nikon P60はファインダがEVF、手ぶれ補正機能がセンサシフト式ではあるのですが、全要素及第。
翻ってCanon PowerShot A1100ISもOVFにレンズシフト式手ぶれ補正機能があって、画素数が若干多い(12Mピクセル)ですが一応全要素及第です。
傷多め、付属品一切なしの本体のみでしたが、4千円台だったので、まあ良いかな、と。
使ってみた感想ですが、まずファインダは殆ど使えません。緊急用との割切が必要です。
視野率が低過ぎてフレーミングが困難。またカメラの設定情報は言わずもがな、グリッド線はおろか合焦位置すら表示されません。
Nikon P60のEVFも散々な言われ様でしたが、Canon PowerShot A1100ISのOVFはその上を行く使い辛さです。
画素数はちょっと置いておいて、手ぶれ補正機能は「効いているのだろうな」くらいに思っています。先程書いたようにファインダが殆ど使えないので自然と液晶画面を使う機会が増えますが、そうなるとカメラ保持が甘くなりやすいので、手ぶれ補正機能は保険として有効でしょう。
写りの方ですが、歪曲とか収差とか難しい話は他の方に譲るとして(というより判りません)、色調はNikon P60よりかなりこってりした感じがします。親父は嫌いではありません。ただ、この辺りは設定で変更出来るので、後から追込んでいけるでしょう。
それにしても12Mピクセルですか、凄いですね。画像サイズを"L"(4,000×3,000)、画質を"Fine"にするとファイルサイズが4MBを超えます。コンパクトカメラ(の画)に多くを求めているわけではないので、画像サイズは即刻"M1"(3,264×2,448)に変更しました。親父のような使い方をした場合、メーカーが小さい撮像素子に一所懸命画素を載せても使われない部分が出てくるわけで、それであれば画素ピッチに余裕を持たせて欲しいなあ、と思う次第です。
操作性は良いと思います。ズームがシャッタボタン周辺のリングで行えること、"MENU"ボタンから基本設定に入れることはNikon P60より便利です。「イージープリント」ボタンに好きな機能を割当てられるのも良いですね。親父はISO感度設定を割当てました。Canon PowerShot A1100ISもNikon P60もISO感度は自動制御か、指定した値固定かのどちらかしか選択出来ず、上限値設定が出来ないのですが、「イージープリント」ボタンにISO感度設定を割当てると、メニューを辿る手間が省けます。
操作性でNikon P60より劣るとすれば、握りにくいことでしょうか。この辺りは本当に好みの問題で、「とにかく嵩張らない方が良い」と思っておられる方からすれば、Canon PowerShot A1100ISですら許せない厚みでしょうし、Nikon P60に至っては「信じられない」の一言で片付けられてしまいそうです。
と、色々書きましたが、奇特な親父の妙な5要求を満たしてくれる機種は最早壊滅状態なので、Nikon P60共々大事に使っていきたいと思います。
以下、Canon PowerShot A1100ISの作例です。いずれも今年開館した円山動物園のは虫類・両生類館で撮ったものです。
ちなみに学童はカエルもトカゲもヘビも全く苦にしません。この日も(擬態して見つけられないと)「どこ、どこ」と探し、(見つけると)「可愛い、可愛い」と言い、夢中になって画を撮っておりました。
一応、女の子です...。
円山動物園:http://www.city.sapporo.jp/zoo/