2009年9月21日月曜日

(帰省その二)伊丹市昆虫館

札幌の今朝の最低気温は10℃だそうで、関西から戻ってきたなら寒いと感じて当たり前の天気です。
そんな中、帰省中に撮った画を整理中。
今回は帰省3日目に撮ったチョウの画を載せてみます。カメラは前回同様D40です。

まずはスジグロカバマダラ。

(Nikon D40 + Tamron A17)

続いてツマムラサキマダラ。

(Nikon D40 + Tamron A17)

熱帯の関西にはこんな蝶が普通に飛んでいるのですよ。
...というのは冗談です。いくら関西が暑いと言っても、これはないです。両方共沖縄以南に生息しているチョウですから。

帰省最終日に訪ねたのは、伊丹市昆虫館です。
伊丹市は以前から妙に昆虫にこだわりを持っているらしく、その昔は伊丹市博物館で大々的に昆虫
(標本)展をやってみたり、わざわざ三田に伊丹市立野外活動センターなるものを作って、カブトムシの森を作ってみたり(尤も、ついぞカブトムシに出会うことはありませんでしたけど)していました。「ムシ好き男子」には堪らない(そして、その母親達にとっても別の意味で堪らない)ところなのですが、その伊丹市が直々に運営している昆虫館です。

開館は9:30からですが、チョウを放している温室への入場は10:00からでしたので、10:00少し前に着くようにして温室以外の展示物を観覧。10:00になったところで満を持して温室へ。

すると、そこは凄いことになっていました。チョウ飛び過ぎ、密度高過ぎです。
1本の枝に何匹もチョウが集っている、こんな光景は当たり前になっています。

(Nikon D40 + Tamron A17)

唯撮るだけなら何の苦労も要りません。右も左もチョウだらけ。その中から見映えの良い個体を探して撮ってみました。

コノハチョウ。

(Nikon D40 + Tamron A17)

ジャコウアゲハ。

(Nikon D40 + Tamron A17)

こちらはお馴染み、ナミアゲハ。

(Nikon D40 + Tamron A17)

オオゴマダラ。一緒に行った子供にだけ、この大きなチョウが文字通り束になって集っていました。最初は何故だか判らなかったのですが、思い当たることが一つ。消毒用の「あれ」ですね、きっと。

(Nikon D40 + Tamron A17)

こんなものも見つけました。

(Nikon D40 + Tamron A17)

多分オオゴマダラの蛹です。
常時1,000匹以上のチョウを放し飼いにするため、ここでは
毎日飼育員さんが卵を回収、成虫になるまで別室で飼育しているそうなので、室内には蛹は勿論、幼虫もいないのですが、数が数ですから見落としがあっても仕方ないですね。御蔭で自然の宝石を見ることが出来ました。

これだけ楽しめて大人400円ですから、「燐粉アレルギ」でない方にはお薦めです(先程書いたように、室内に幼虫はいませんので、「青虫アレルギ」の方は心配なしです)。

館内各所の壁に掛かっている絵を順に見ていくと1つのお話になる展示も、工夫があって面白いですし、なにより絵が可愛いので時間に余裕があれば是非。

最後はふるさと小径の途中で撮った竹林。北海道では見られないので、つい撮ってしまいました。

(Nikon D40 + Nikkor AF-S DX 18-55mm)

今度はカメラのバッテリに気を付けようと、心に誓った帰省でした。

伊丹市昆虫館:http://www.itakon.com/