札幌の今朝の最低気温は10℃だそうで、関西から戻ってきたなら寒いと感じて当たり前の天気です。
そんな中、帰省中に撮った画を整理中。
今回は帰省3日目に撮ったチョウの画を載せてみます。カメラは前回同様D40です。
まずはスジグロカバマダラ。
続いてツマムラサキマダラ。
熱帯の関西にはこんな蝶が普通に飛んでいるのですよ。
...というのは冗談です。いくら関西が暑いと言っても、これはないです。両方共沖縄以南に生息しているチョウですから。
帰省最終日に訪ねたのは、伊丹市昆虫館です。
伊丹市は以前から妙に昆虫にこだわりを持っているらしく、その昔は伊丹市博物館で大々的に昆虫(標本)展をやってみたり、わざわざ三田に伊丹市立野外活動センターなるものを作って、カブトムシの森を作ってみたり(尤も、ついぞカブトムシに出会うことはありませんでしたけど)していました。「ムシ好き男子」には堪らない(そして、その母親達にとっても別の意味で堪らない)ところなのですが、その伊丹市が直々に運営している昆虫館です。
開館は9:30からですが、チョウを放している温室への入場は10:00からでしたので、10:00少し前に着くようにして温室以外の展示物を観覧。10:00になったところで満を持して温室へ。
すると、そこは凄いことになっていました。チョウ飛び過ぎ、密度高過ぎです。
1本の枝に何匹もチョウが集っている、こんな光景は当たり前になっています。
唯撮るだけなら何の苦労も要りません。右も左もチョウだらけ。その中から見映えの良い個体を探して撮ってみました。
コノハチョウ。
ジャコウアゲハ。
こちらはお馴染み、ナミアゲハ。
オオゴマダラ。一緒に行った子供にだけ、この大きなチョウが文字通り束になって集っていました。最初は何故だか判らなかったのですが、思い当たることが一つ。消毒用の「あれ」ですね、きっと。
こんなものも見つけました。
多分オオゴマダラの蛹です。
常時1,000匹以上のチョウを放し飼いにするため、ここでは毎日飼育員さんが卵を回収、成虫になるまで別室で飼育しているそうなので、室内には蛹は勿論、幼虫もいないのですが、数が数ですから見落としがあっても仕方ないですね。御蔭で自然の宝石を見ることが出来ました。
これだけ楽しめて大人400円ですから、「燐粉アレルギ」でない方にはお薦めです(先程書いたように、室内に幼虫はいませんので、「青虫アレルギ」の方は心配なしです)。
館内各所の壁に掛かっている絵を順に見ていくと1つのお話になる展示も、工夫があって面白いですし、なにより絵が可愛いので時間に余裕があれば是非。
最後はふるさと小径の途中で撮った竹林。北海道では見られないので、つい撮ってしまいました。
今度はカメラのバッテリに気を付けようと、心に誓った帰省でした。
伊丹市昆虫館:http://www.itakon.com/