2010年1月3日日曜日

ノースサファリサッポロ

明けましておめでとうございます。
正月三ヶ日も今日でおしまい、明日から仕事という方も多いかと思います。かく言う親父も明日から仕事に復帰です。

さて親父は昨日、今日と定山渓へ家族旅行に行ってきました。下の画は昨日ホテルの部屋から撮ったものです。
部屋の窓ガラスが曇っていたのではありません。大層吹雪いていたのです。

(Nikon P60)

そんな悪天候の中、定山渓への道すがらにノースサファリサッポロに立ち寄ってみました。
以前から気にはなっていたのですが、ネーミングセンスと場所から
(あくまでも親父の感覚で)何となく胡散臭いものを感じ、手を出せずにいたのです。今回は偏に幼児の御機嫌取りが目的。

吹雪の中、国道230号線の脇道を車で登ること約10分、ノースサファリサッポロの看板を発見。するとスタッフのお父さんに「ここに止めて、別に駐車場があるけど除雪が間に合っていないから」と言われて駐車。駐車料金は500円でした(公式サイトに記載ないですが、帰ってきてからWEBで調べてみると元々の料金らしいです)。
そこから歩いて5分程度で入り口に到着、ノースサファリサッポロ単独だと1,000円(小学生以下は400円)、フクロウとキタキツネの森との共通券だと1,300円(同500円)とのこと、天気を考えれば長居は出来ないのでノースサファリサッポロ単独のチケットを購入しました。

虎(を模した建物)の口から入場すると、園内は雪原の中に施設に沿って道が切ってあるという感じです。寒さに強い動物達は
雪の中で暮らしていて、例えばエゾタヌキは御覧の通り。

(Nikon P60)

こちらは雪山をラッセルするビーバー

(Nikon P60)

マーラ、ネズミの仲間だそうです。

(Nikon P60)

寒さが苦手な動物は暖房の効いた小屋にいます。プレーリードッグは暖かそう。

(Nikon P60)

そして飼われている動物の殆どは触れたり、撫でたりすることが出来ます。勿論写真も至近で撮り放題(但しフラッシュ使用は当然御法度)。これがノースサファリサッポロの一番の特長でしょう。

ヤギと戯れる幼児。

(Nikon P60)

マーラに餌をねだられて腰の引ける幼児。

(Nikon P60)

今回画を載せた動物以外にも沢山の動物が飼育されていて、親父はアルビノのニシキヘビを首に巻いたりしました。
正月の催物として餅つきに参加したり、何だかんだと2時間位経った頃に退場、最終目的地の定山渓へ向かいました。

実際に訪ねた後の感想ですが、こういう動物園もありかなと思います。子供は喜んでいましたし。
園内が何となくうら淋しく感じられたのは、とにかく天気が悪くて、除雪が追いついていなかったからで、天気が良ければまた違った印象になったかもしれません。積雪期以外なら尚更でしょう。

それより考えさせられたのは、ノースサファリサッポロと、円山動物園や旭山動物園のどちらが「良い動物園」なのだろう、ということです。
ノースサファリサッポロは動物に触れることが出来ますが、全体的にゲージが小さく、鎖で繋がれている動物も多いです。一方、普通の動物園は鎖に繋がれていることは稀ですが、見るのは柵越しが多くて、触れられることは皆無です

私営と
公営の違いや、目指しているものに違いがある(と思う)ので、「どちらが」と比べることが無意味かもしれません。そもそも動物にはどちらも迷惑千万な話でしょう。
それでも少し考えさせられた経験でありました。


ノースサファリサッポロ:http://north-safari.com/