いよいよ市街にも初雪が降った札幌です。と言いましても、夜更けにざざざっと降っただけで夜明けにはなくなっていましたから、まだまだ序の口にもなりません。
今日は新たに入手したレンズ1本抱えて百合が原公園を訪ねてきました。
そのレンズはTefnon H/D-MC 70-210mm、カメラはFuji X-T10です。
Fuji X-T10には望遠レンズとしてTamron 104Aを使っていたのですが、どうにも重くて長い。グリップが小振りなFuji X-T10では操作がしづらい。もう少し短くて軽いレンズに変えるのを画策しておりました。
元々はTamron 103Aを候補にしていたのですが、焦点距離が完全に被る(Tamron 103Aは80-210mm、Tamron 104Aは75-250mm)同じメーカーのレンズに変えるのは余りに芸がありません(?)。どこか違うメーカーのものということで探しましたところ、このレンズに行き当たりました。
鏡胴はエンジニアリングプラスチックが使われる前なので金属製、梨地塗装はされておらずつるつるです。経年変化で白文字は綺麗に黄変済。正直なところ、安っぽさ満点。実際2,000円でお釣が来る値段で入手しましたし、Webで調べると現役時でも26,000円だったようです。
こんなレンズを何故買ったのか。
安かったこととレンズの状態が良かった(ごみが少々混入しているだけでした)ことが一、二の理由ですが、Webに載っている作例を見ると、どうやらこのレンズ、開放絞りだと極端に軟焦点化するらしく、どんなものなのか、興味が湧いたのが最後の決め手でした。
まずは屋外のシクラメンで撮り比べ。どちらも望遠端、最短撮影距離です。
F8の画がこちら。
(Fuji X-T10 + Tefnon H/D-MC 70-210mm)
見事に軟焦点化。
この後、「クリスマスディスプレイ展」を開催中の温室に移動して、花と言わず小物と言わず、片端に撮ってみました。全て開放絞りです。
(Fuji X-T10 + Tefnon H/D-MC 70-210mm)
(Fuji X-T10 + Tefnon H/D-MC 70-210mm)
思うように撮れていない画もありますが、ツバキの3枚目、小物の4枚目はなかなか良い感じではないかと思っています。
絞ればそこそこきっちり写るのはシクラメンの撮り比べで判っていますので、普段は絞って、被写体や陽の射し具合によっては開放絞りで、使っていくつもりです。
このレンズに、Fuji X-T10のアドバンストフィルターからミニチュアを組み合わせるのも面白いかもしれないので、これも先々試してみたいと思います。
百合が原公園:https://yuri-park.jp/
百合が原公園公式ブログ 「一足早いクリスマス」: