グリーンシーズンの営業が始まった滝野すずらん丘陵公園へ行ってきました。
この時期、この公園で一番楽しいのは渓流ゾーンに咲く花を見て廻ること(明らかに偏った楽しみ方です。中心ゾーンで子供と遊ぶ、同じ渓流ゾーンでも家族でバーベキューするというのが、正しい父親の姿でしょう)。出掛ける前に学童を誘ったら「今日はアイスクリーム作るから」と振られた腹いせに(?)親父一人でたっぷり時間を使ってきました。
渓流ゾーンを歩く場合、駐車場は渓流口と鱒見口の二者択一なのですが、親父は迷わず鱒見口を選択。花が多く咲いている平成の森に近いのと、渓流口は中心ゾーンへの入口でもあるので結構混むのです。
ということで鱒見口駐車場に車を停めて、いざ出撃(?)です。
鱒見口炊事コーナーから漂ってくる美味しそうなバーベキューの匂いを振り払うと、すぐにカタクリが出迎えてくれました。
(Nikon D700 + Tamron 190D)
丁度良い頃合だったようです。下の画でところどころ青くなっているのはエゾエンゴサク。
(Nikon D700 + Tamron 172E)
カタクリの群生を抜けると、今度はキクザキイチゲの群生。
(Nikon D700 + Tamron 190D)
その向かい側では気の早いシラネアオイが今にも咲かんとしています。
(Nikon D700 + Tamron 172E)
キクザキイチゲの群生の中では、カタクリやフクジュソウが混ざって咲いているのですが、フクジュソウの花の中で寝ている方が一人...、ではなくて一匹。
(Nikon D700 + Tamron 172E)
上の画を撮り終わった後、暫く眺めていたのですが、ついぞ動かないので、諦めて次の場所に移動。程なく再びカタクリが登場、最初の群生より規模が大きいので、見応えがあるのはこちらでしょう。
(Nikon D700 + Tamron 190D)
この群生の反対で、ひっそり健気にエンレイソウが咲いていました。
(Nikon D700 + Tamron 172E)
この先、渓流口まで歩いても良かったのですが、見物のフクジュソウの多くは散っているだろうし、キクザキイチゲは先程見たし、なにより滝野の森ゾーンにも立寄りたかったので、ここで引き返すことにしました。渓流ゾーン最後はキクザキイチゲの群生の脇で咲いているエゾノリュウキンカです。
(Nikon D700 + Tamron 190D)
ということで、鱒見口駐車場から車を出して、今度は滝野の森ゾーンへ移動。西エリアを歩いてきました。残念ながら、みずなら広場への道は残雪があるとかで途中までしか進めず、反対方向のはるにれ広場へ田んぼの広場を経由して往復です。
田んぼの広場を少し過ぎた辺りがエンレイソウの咲く場所です。今年もそこここで咲いています。
(Nikon D700 + Tamron 172E)
(Nikon D700 + Tamron 190D)
画はありませんが、同じ場所でヒトリシズカやスミレが咲き始めていました。
花を見るついでに田んぼの中を覗いたら、雪解けすぐなのにアメンボやマツモムシの姿があり、「ああ、春だ...!」と妙に感心。
今日は実に充実した一日でした。親父は明日まで休暇(久々の完全連休!)なので、今から「明日は何してやろうか」と、遠足前の子供状態です。我が事ながら実に大人気ない...。
滝野すずらん丘陵公園:
http://www.takinopark.com/